このページが読みづらいときは、ページの横幅←→を縮めてみてください!
[タイトル一覧|前の記事|次の記事|新着分 ]

『恋の方程式』 ★ オフィスの青春(??)を謳歌だ!
デニス・リチャーズ
当サイト クリック集中作!
 さすがにだれも見てないですよね。いや、当然です。何たって、副題が「あなたのハートにクリック2」(2は指数、自乗の2。。kyon2以来か?)ですから(笑)原題はThe Third Wheel、ということで、まぁ内容からいけば、お邪魔虫(というのももはや辞書に載っていそうな錯覚を覚えますが。。)という感じか?? 美人で仕事ができて暖かい、いわばパーフェクト(ということになっている:後述)な職場の女性を綿密な作戦のもとにデイトに誘ったものの(このあたり邦題の「方程式」の出所でしょうね。わ、わかりやすい。。)車で人を軽く跳ねてしまい、思いもよらずその晩をプラス被害者の3人で過ごすことになる、というお話です。基本的にそういう一夜の話、というブッファ的な形式をとっていますね。あとロマンティック・コメディには珍しく(もっとおばかなやつには多い)やや男性よりの視点がとられていることもあって、たとえばデイトの場面で彼がちょっと沈黙したりすると僕なんか、他人ごとながらやや冷や冷やするというか(笑)そういう、ファースト・デイトのドキドキ感は多少味わえる作品かもしれません。しかし、これを劇場で見てしまうとどうでしょう、やはり辛いかもしれませんね。
 でもヴィデオで、一人で退屈な夜に観てみるとか、デイトの一環として恋人とふたりでのんびり観てみる、というならいいのではないでしょうか。後味もいいですし。という意味では、まさにこのページで取り上げるべき1作ですよね( ;
 ちなみに、そのお邪魔な、車にひかれる男というのが所謂聖なる愚者的な役所で、いきなりT・ウィリアムズが入って(??)たりするわけですが、そのあたりもやや中途半端というか、もっときっちり落とし込んでくるのかなぁと思ったのに、そしてそうできなくもなさそうだったのに、ややずるずるのまま終わってしまうんです。そのあたり、劇場で見れば不満が残りそうですが、逆にそこを下手に決めてしまうと鼻につく失敗に終わるかもしれず、ずるずるでヨシというか、ほかにも中途半端に効いていないフッテージが多い印象でしたが、むしろあざとさ・後味の悪さもなく、ヴィデオでぺろっと楽しく観るのにはかえって適当では、と思いました。
 さて、ヒロインのデニス・リチャーズ。何があっても品だけはないぞ、という感じですが、いや、可愛いですね。仕事ができて、ということですが、とてもそうは見えません。しかしこれもまた、ヒロインの女優さんの魅力に負うところの大きな映画のひとつでしょう。発音も可愛いし(←発音フェチか?・笑)
 仕事といえばこの職場、立派な会社のようなのに、彼のフロアはほぼ一丸となって、この彼のtryをねたに盛り上がりまくっているのですが、職場というよりフラタニティのよう(笑)。こんな職場があれば楽しそうというかちょっと恐いというか、少なくともリストラとか絶対ムリ、やるならフロアごと即廃止、って感じ。いやこれは、前述のやや男性よりの視点の弊害(?)によって突如現れた、非ロマ・コメ的どたばたコメディの色彩、ということなのかもしれません(笑)ブッファ、という形式に則ったということもあるのでしょうが、彼も彼女も職場のみんなも、仕事のあとでこれだけ遊びまくる元気があれば、大人もけっこう楽しそうというか、デニス・リチャーズも「7時に家に迎えに来てくれる?」とかいっちゃって、実質殆んど大学生と変わりない。これはやはりデニス・リチャーズがヒロインせいなのか。。。と考えてみると、どうもこの映画、僕が意外と気に入った理由もはっきりしてくるような・・・。ベット・シーンがきっぱりひとつもないところも、僕は逆に評価するところですが、これはそういう健康的な青春映画、アメリカ人の大好きな、典型的なキャンパス青春ものならぬ、“オフィス”青春映画なのかもしれません。つまり、デニス・リチャーズは憧れのチア・リーダーが職場の仕事のできる人に姿を変えただけ、そう見ていけば、この作品、さまざまな要素がキャンパスものにきっちり対応しています・・・。
 ・・・結局これは、永遠に青春を謳歌する、アメリカという特殊な文明の愛する、子どもたちの冒険譚の一変種である、といってしまってもいいものなのかもしれませんね。うーむ・・・。Food for thought.... (2002.10.23)

**DVDプレーヤー本体もAmazonなら自宅まで配送料無料でデリヴァリー!**

**ネットでかりてポストでかえす「オンラインDVDレンタル」ぽすれん**

**基本料金で、何枚でもお好きなだけ長く。オンラインDVDレンタル《DVDZOO》**

**『DISCAS』/インターネットでいつでもどこでもお気楽レンタルDVD!**

[タイトル一覧|前の記事|次の記事|新着分 ]

[yuichi hiranaka WorldClub Home]

↓Please support our page w/ your click↓....Thank you!!

ページ運営にご協力下さい。

Copyright (C)1998-20032005 yuichi hiranaka World Club. All rights reserved.