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メッセージ・コーナー 〜『Go! Go! Girls』に関して



読みたくてしょうがなかった「ゴーゴーガールズ」を、一週間前に渋谷パルコで見つけてやっと読むことができました。すごく面白かったですよ。はじめは、エッチシーンが楽しくて楽しくて、ひたすら喜んでましたが、今では、全体としての切ないかんじが好きで、いろんな切ないところを何度も読んでます。特に、リカコちゃんと別れて“あいつ”を好きになることとか、リカコちゃんとの秘密のお墓のこととか、切ないですね。それから、ルナちゃんとリンちゃんがめちゃかわいい。
主人公の男の子は、洋服の趣味がよくて、音楽の趣味がよくて、モテて、ちょっと情けないところがかなりかっこいいと思うな。そして、ジェニーの服を着た彼女のことは、あらゆる点をいつか真似してみようと思う(^^)
ゴーゴーガールズも、スウィングアウトボーイズも永遠であれ!
平中くんの小説を読むのって、なんか、女体を味わう感覚に似ているように思うんです。どうしてかな??いや、わたしは女の人ですから、知らないんですけど(笑)
「アイム・イン・ブルー」ですが、村上龍氏が出てくるんですね。どういう経緯なんだろう?わたしにとっては、2大ごひいき作家のカラみがみられるということで興味津々ですが、好みの傾向が違うおふたりだと思っていたのでちょっとびっくりです。読んだら感想教えますね。その時を楽しみにしつつ、かわりに、今夜も「ゴーゴーガールズ」読みながら寝ようっと。
Miss tomoko k. (Favorite doll:あいつ from『Go! Go! Girls (swing-out Boys)』)


「ゴー・ゴー・ガールズ」読みました。(面白くって、一気に一日で読んでしまいました。)うーむむ。やっぱり世の中の女子たちはあんなに簡単なのか…。後輩たちのナンパ武勇伝(?)を聞いて、そんな女子は特別!と思っていたけれども、どうやら私の方が今の時代では特別なようだとこの作品を読んでやっと自覚しました。
<おまけ>作品中でリンちゃんの着ていた「ミューゼ・ドゥ・ウジ」のお洋服、一昔前大好きで、良く着てました。
Miss うちだ けいこ(Favorite doll:リンちゃん from『Go! Go! Girls (swing-out Boys)』)

『 >後輩たちのナンパ武勇伝(?)を聞いて…
そうなんですか? 僕はあの小説、かなりギャグで書いたんだけど (そのわりに大部、というのがスゴイところです(笑))。事実は小説よりなんとやら、ということでしょうか…』


私はこの夏「ゴー・ゴー・ガールズ」に出会えた幸せな読者の一人です。平中さんの作品は「She's Rain」でもちろん知っていましたが、ごめんなさい、その後の作品は読んだ事がなかったんです。でも、この夏、あの分厚い「ゴー・ゴー・ガールズ」の文庫本を本屋さんで見つけ、買おうかどうしようか、とっても悩んだ末、買いました。なぜって、私は正直言って、あんな分厚い本読み通したことがないんです。それも、2冊ですから、これはきっと読めないぞ!なんて思いました。
ところが!!です。こんなに夢中になって本を読んだのは、小学生以来です。(小学生の頃は本が大好きだったんですよ、これでも)もう、毎日夢中になって、暇さえあれば読み進んでいきました。
感想は…もう!とにかく面白かったです!こんな感想は、本当に申し訳ないくらい芸のない物ですが、けれど、ほんとうに面白くって面白くって、途中で止めれないくらいでした。私は平中さんとは、ほとんど同年代です。だから、80年代におくったあの学生時代の思い出と、きらきらしていた仲間達の体温のような物を感じつつ読ませていただきました。そして、ぼんやり忘れ掛けていた、人を恋する強い気持ちをはっと思い出しました。「おお!!そうだ。私も恋する乙女だったのよ」って。
あと「ゴー・ゴー・ガールズ」の中で好きなラブシーン?は、「僕」が沖縄から「彼女」に電話するあの、エッチな会話です。もちろん、「僕」のあの一夜の無茶苦茶な投げ槍とも言える?アバンチュールに「もう!なにやってんのよ〜」とも思うのですが、その後でつながった、思いがけない「彼女」への電話で、深夜伝えられる「僕」想いの切なさが、あの無茶苦茶な出来事の後だから、なおさらもっと悲しいくらい伝わってきます。
新刊「みづき」、とっても楽しみにしています。今日こちらのサイトへ来てみたら、なんて奇麗な出来上がりでしょう。「ゴー・ゴー・ガールズ」読んでから平中作品は「ギンガムチェック」以外全部読ませていただいたんですよ。(「ギンガムチェック」はどうしても手に入らないんです)まだまだ、書き足りない気持ちです。又の機会に、こんな文章しか書けない私ですが、感想などメールさせて下さいね。*2000.11.5*
Mrs. Mayuko Y.(Favorite doll:リン from『Go! Go! Girls (swing-out Boys)』)

『>小学生の頃は本が大好きだったんですよ、これでも
 なるほど、でも僕もそんなかんじですよ。小学校の時には本が好きだったのに...っていう人は多いんじゃないでしょうか。どうしてああいういい気持ちをなくすんでしょうね。(きっと、いい本が少なすぎるからでしょうね!)
>「ギンガムチェック」はどうしても手に入らないんです
 うーん、それは、残念。それ以外のぜんぶを読まれて面白かったなら、あの本は必ず面白いはずですので!』


こんにちは! いつも楽しくページを拝見させていただいています。「そろそろまたMail送らなきゃ」といつも自分に言い聞かせてはいたんですが、圧倒的に女性読者が多いせいか、なんだか照れくさくて…。
でも、平中さんの作品はほとんど読ませていただいたので、読者の皆さんの感想メールを拝見するのをとっても楽しみにしています。
平中さんの作品には、男性としても共感できるものがあります。特に「Go! GO! Girls」は最高。ライトタッチな文章の中にも街の空気や匂い、人の汗、せつなさ、はかなさがはっきりと伝わってくる、僕の中では文句なく「夏を感じる作品BEST1」です。
現在長編を執筆中ということで、また楽しみが増えました。いつもどおり気長に待っていますので(笑)、いい作品を創ってください。
Mr. 大澤 孔(Favorite doll:リンちゃん from『Go! Go! Girls (swing-out Boys)』)


『Go! Go! Girls』の文庫本化おめでとうございます。単行本があまりに厚くて(平中さんの汗と涙の結晶だとは思うのですが…)今まではベッドの中でしか読めなったので、これで通勤に旅行にといつでも連れ出せる!!と早速購入しました。
今は、外に出るときには『Go! Go! Girls』をもって出かけ、家では『麗しのUS』を読んでいるという2冊同時進行状態(?)で読んでいます。これがなかなかシンクロしておもしろく、タケオくんとミチローくん、リカコちゃんは『麗しのUS』の中の「かぼちゃ、come on!」にも登場していたりして、今まで全然気づかなかったけど新しい発見もあってたのしいです。特にリカコちゃんは学生から社会人になって成長したのね…とかひとりで勝手につぶやいてしまい、そういえば私も社会人になりたての頃とか「学生はいいわよねぇ」とかよく言ってたっけ…と『Go! Go! Girls』のリカコちゃんとあの頃の自分とをだぶらせて懐かしく思いました。
あと平中さんの本を読んでいていつも思うのは「若いときにもっといろいろ遊んでおけばよかった」ということ。だって、本に登場する女の子のほとんどがきちんと手入れの行き届いている見目麗しって感じの子じゃないですか。いまからでも頑張っていい女を目指したいですね。
Miss noriko m. (Favorite doll:リンちゃん from『Go! Go! Girls (swing-out Boys)』)

『 ご指摘の通り中篇「かぼちゃ、come on!」と短篇「まぬけな僕ら」は「Go! Go!」の姉妹篇です。特に「まぬけ−」は、あれを書かなければその後の僕の"Go! Go!"ラインは一切なかった、という一大ブレイクスルーでした。(? なかったほうがよかった、って? あはは…)
小説の中で、僕が綺麗な子をもっぱら描くのは、やはり男性読者のためという部分が大きいですね。それと、小説では美人を真正面から魅力的に描く、というほうがすごくチャレンジングなんですよ。不美人を魅力的に描くほうが、じつは簡単です。まぁ、少し賢い小説家――名匠・片岡義男さんだけは唯一の比類なき大例外!――なら避けて通るところでしょうね、傷のない、全くの美人を描く、ということは。でも、それってズルくない?(笑)』


メ−ルとかインタ−ネットとかほんとーに初心者なんですが、平中さんの本を読むのもこの夏初めて読みました。Go!Go!は、本当に面白くて、久しぶりに本を読破しちゃいました。大学時代の等身大の自分と重なるものがちょっぴりあって本当に懐かしいやら、楽しいやらで、また、私のボキャ不足の日本語とは違って、あの時感じた私達の伝えがたいニュアンスとか、感覚がリアルな点が、むちゃくちゃすばらしいですね。
本当に楽しかったとりとめのない夏の日。平中さんのセンスっていうか感性っていうか本当に涙が出るほど感動しちゃいました。主人公の僕?の感覚がやけにしっくりきました。が、女性キャラをあげるのが、きまりなのですね。そりゃやっぱり「リカコ」でしょう。タケオ君も認める凛とした女王さまのリカコちゃんがいいな。
今は、アイム・イン・ブル−を読んでます。
平中さんてどんな人なのかしら?ファンの集い的なものは、ないのですか?岡山とかでされませんか?
Miss たかちゃん--"Takako O."(Favorite doll:リカコ from『Go! Go! Girls (swing-out Boys)』)

『 >久しぶりに本を読破しちゃいました。
実は僕も昔から嫌いなんですよ、どっちかというと、本読むの(笑)
小説家がこんなこというの、変だと思うけど、でもだから、僕は「本読むのが大好き」という人じゃなくて「本を読むのが(どっちかっていうと)嫌い!」という人が読んでおもしろい本を書きたい、といつも思っているんです。だって、僕自身がそうだから!
>ファンの集い的なものは、ないのですか?岡山とかでされませんか?
そうですね。80人、集めてくれたらうかがいますよ(あはは)』



表紙画像 平中悠一=著 『Go! Go! Girls (<->swing out Boys)』
幻冬舎, 1995





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