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『Legally Blond』 ★★★ 自己肯定への道。(笑)
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 先日飛行機に乗った時、とても綺麗なインド系の若い女のコと隣り合わせの席になったんです。じつは搭乗開始を待って座ってる時からずいぶん綺麗なコがいるぞ、と思って感心していたのですが、まさかそのコと隣り合わせの席になっているとは…。予期せぬゴー・ゴー・ライクな展開に、逆に緊張してしまい(ははは…)結局2、3ことしか喋れませんでした。もちろん、僕にも反省する点はあります。いやむしろ、僕の人生、反省の連続だ、といっても決して過言ではありません。もしもういち度、こんなことがあれば、もう絶対おなじ過ちは犯しはしないつもりです(まぁ、ないんだろうけど…)。しかしひとつには、そのコがあんまり一生懸命機内の小さな液晶モニターで映画を観ていた、ということもありました。いったいなにをそんなににこにこしてるんだろう、と思って、おなじ映画をつけるまで14、5分。なにをそんなに笑っているんだ、とはたと気づいて音声を切りかえるのにまた何分か。そうこうするうち短い国内線のフライトは終わってしまったのでした。。。
 そこで帰りの便、幸い(?)美人の同席者にも恵まれず、ある種の悔恨、というのでしょうか、そういう感情を抱きつつ、最初から最後までざっと見てしまいました、この映画。よかったですよ、わりに。うーん、ラヴコメではないので、このページにはちょっと違うかもしれませんが、ポップで楽しい作品だったので。…あえていえば、学園法廷コメディ(いや、ほんとに!)でしょうか。いわゆるprom queenなブロンドの彼女が、ボーイフレンドを追いかけてハーヴァードのロースクールに行き、最後は法廷で大活躍、という、まぁ、すごく健康的なお子さま向けの映画です。でもすごく楽しいですよ。インド少女よ、きみは正しかった、といいたいですね。
 要は美人でスタイルがいいばっかりにシリアスじゃない、頭が悪いととられる、というのがこの映画の彼女の蹉跌で、開始早々、私のお乳が大きすぎるっていうのね!とかいって泣いちゃったりとか、ヴィクトリア・シークレットのモデルみたいだってことじゃなくて…みたいなことも切々と訴えたりして、思わずほろりと(?)するのですが、じつは一貫して単にすごく頭のいいコなんですよね、このコ。だだ、それに自分だけが気づいていない、ということです。そういう意味では王道だし、ちょっとばかばかしいかもしれませんが、でも僕は、美人がじつは自分が頭がいいことに気づくお話ってすごく好きですね。逆に、頭のいいコが実は綺麗、というのも楽しいです。つまり、自己肯定、ということですね。
 結局僕がこの映画は楽しい映画だと思って、好きなのは、これが自己肯定の物語だからです。そしてうまくできた自己肯定の物語がいつも楽しいのは、その物語自体がその肯定のプロセス、根拠となるからです。最初から自己肯定をしていては、そこには物語は生まれませんし、その自己肯定は根拠や力のない、いわばいい張ってるだけ、みたいな無意味なものになるでしょう。蛇足ながら、この彼女、日本人から見たらどうでしょう、それほど美人、ってかんじじゃないかもしれないね? でも、発音が可愛いというか、お子さま向け・文部省検定済み(figuratively!)な中にもちょっと今時っぽいタッチもあって、そういう喋り方みたいなところがチャーミングだなと思いました。なお英語については、最後法廷の場面などもありますが、ディヴィッドEケリーの長ぜりふに鍛えられた僕たちには、まぁ、らくらくのお子ちゃま英語ですのでご心配なく!(笑)楽しい映画で、元気が出ますよ。お薦めです!
 …それにつけても、もう二度と会うこともないんだろうな。。。さらば、インド少女よ(くー)。(2002.1.7)

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