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『デスペラート』で魅力的だったメキシコ系女優サルマ・ハエック主演、ということでB級か？と心配しながらも観ましたが、ちゃんと面白かった！ お話しは、初対面の関係で子供ができてさあ大変、彼女はメキシコ系だし彼はワスプ（とはあまり見えなかったけれど、名前は立派なホイットマン！）で文化ギャップもありまして（ただしその扱われ方はごくマイルド。人種問題はぬきにしても十分成立する程度です）…というもの。取り立ててどうという映画ではないのですが、みどころ、台詞の聞きどころなどいっぱいありました。
しかしここでは、なんといってもサルマ・ハエック。相当可愛いです。★★★は彼女の威力（笑）。『デスペラート』の時から好きだった――一般的にいって、日本人だしやはりブルネットの方が僕は惹かれ易いかも…――ので『アイム・イン・ブルー』のパーティ・シーンにもミラ・ソルヴィーノの代わり（！）に登場して（?）いただきましたが、これを観終わった直後の今は、もう、めちゃくちゃ可愛いぞ！という気持ちです（笑）。顔立ちやセクシーな肢体（といっても本作では殆んど妊婦姿）もさることながら、メキシコ系という要素が大きいのでしょうが、その表情、身ぶり、喋り方…。
ただこの役、意志は強いけど我慢強い女性、という人物造形で、少し古めの男うけする女性像、という印象もややあります。さらには『蝶々夫人』の昔からお馴染みの、白人の有色人種女性へのファンタジー、みたいなものまで嗅ぎとるとれる、といえば…それは見方が意地悪すぎるのでしょうね、たぶん。
ともかく、ちゃんと愉しめる一作です。安心してどうぞ。
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