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『Serendipity』 ★★★ ひとつ“運命”に賭けてみますか?
ケイト・ベッキンセール/ジョン・キューザック

 派手なところがないというか、地味、といってもいい作品ですが、このページの基準でいけばやはりこれも取り上げないわけにはいかないでしょう。ということで、これもちゃんと見ても大丈夫な作品です。★の数も、やや微妙ですが、他の作品とのコンシステンシィを考えて、みっつにしておきました。えーっと、前回の Two Weeks Notice が文句なしの★★★であるとするなら、ここにある差異をきちんと明示しておくと、“キャラクターの奥行き”みたいなもの、つまりTwo Weeks Noticeのふたりであれば、物語を離れても魅力的な人物なんだろうな、というのがさりげなくちゃんと伝わってくるわけですね。しかしこの作品はこの作品なりに、すっきりとしゃれた、ウェルメイドなできばえにバランスよくまとめてあるわけですから、これはこれでこういうものとして、ひとつ、素直に楽しみたいものです( ; 「この偶然の出会いがもし運命であればきっとまた出会える」とヒロインがいい張り、別れたふたりが、数年後両コーストで同時に結婚直前になり、時間に追われながらお互いを探し合う、というお話なので、当然ラストはこれまた、痛快といっていいものになります。どうぞ安心して、パジャマでアイスクリーム抱えこんじゃって観てください(笑)
 しかし、運命の出会いを信じるこのヒロイン。ロマンティックといえばロマンティックですが、若気の至りといえば、若気の至り、ど根性といえばど根性、という気もします。これは映画だから、最後にちゃんとハッピーエンドがまっていますが、実際の人生では、まずこうはいかないでしょう。でももしこういうことがあれば、それは運命というばくちに賭けてしかも勝った、ということになるわけですから、その自在感というか、幸福感はものすごいものでしょうね。そういえば、僕も若い頃は、本当に良いアイディアなら忘れない、などとうそぶき、慌ててメモを取ったりしませんでした。? いま? いや、いまは、もう、ICレコーダーがあったら便利かなぁ、などと真剣に悩んでいますが(笑) もはやひとつのアイディアでさえそんなわけで、僕には真似のできるわけもなく、やはりこういう快感は、映画の中で味わうに限る、というのが無難なところという気がします。大体同じ街に住んでいても、昔の恋人にばったり、ということでさえ、これまで何度あるかというと、殆んどなかったような気もします。まぁ、僕の場合、出不精すぎ、ということもあるのでしょうが(笑)出かける、っていっても車だしなー、たいてい。。。 気楽といえば気楽だけど、さみしいといえばややさみしいですね・・・( ;
 なお、ヒロインのケイト・ベッキンセール。
 その女のコのほんとうの可愛さは恋されてみないと判らない、というのが僕の積年の結論ですが(笑)ここでは、恋をしている女のコに特有の表情、愛らしい目つき、幸せそうな笑顔など、とても魅力的に表現していて、たいへん可愛いです。(2003.6.24)

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