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後半はこの作品もまた、泣きの涙。概ね予想どおりの展開なのにはらはらと引っぱっていきます。さいごのtwist、これも若干考え落ちみたいなところもありますが、このへんをなるほどー、と思うかどうか。韓国ものに慣れていない人には、やや説明不足で食い足りない、と感じるところかもしれません。見つめ合う瞳と瞳が無言で伝える情感を、いわば行間を埋めるように推し量る、というのが従来の韓国作品の典型的な見せ場の様式でしたが、このあたり、今後のグローバル化のなかで失われていくものかもしれません。それを逆にある意味の洗練、と捉えることも可能でしょう。

もうひとつ、この作品、最後にヴィエトナム戦争のエピソードがでてきます。ヴィエトナムの時は、実際韓国もかなりたくさんの兵隊を送ったとのことです。集団的自衛権がどうだこうだ、と理屈をいうことはいくらでもできますが、実際にやるのはまぁ、こういうことですから。そのあたりも噛みしめたい1作です。一体戦後の日本の平和主義はなんだったのか。犬死にというなら、平和主義が、敗戦という経験自体がいま犬死にしようとしているのではないか…。なんども書いていますが、僕は理屈のために人を殺すことも殺されることも、絶対に許容しません。こういうと浅はかな考えのないヤツだ、とばかにする人も多いでしょう。実際、それこそ韓国人にこういってばかにされたこともあります。いや、怒りを買った、というべきか。しかしいくらばかと呼ばれようと、怒られようと、これは僕は容れることができない。確かに僕は個人主義者です。個人の考えや信念の力を何よりも重要だと思います。けれど同時に考えというのはいつも間違う可能性が必ずあるもので、自分の命ならともかくも、そんな間違う可能性のあるもののために他人の命を賭すること、これはまた絶対に許容できません。他のこととは違い人の命を損なうことは、100%贖うことのできない行為だからです。留保なしに責任のとり得ない行為だからです。このあたりも含めて、どう感じるか。どうぞいちどゆっくりご覧になって下さい。中学生や高校生にもぜひ観てもらいたい作品ですね。お子さんのいらっしゃる方は、みせてあげてください。 (2005.1.29)

追記: お気楽なタッチ全開で書き始めたこの項、図らずもその後ややupしにくい事態となってしまいました。2005年3月中旬現在いまだやや辛いものもあるのですが、まぁ、これはこの時のタッチなので、もうそのままupすることにします。僕に手放しで褒められたからといって、 ソン・イェジンさんはくれぐれも強く、オレオレ生きていって下さい。イェジナ、プタカンダ。

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