『世界中がアイ・ラヴ・ユー』 ★★★★L 幸福な一作。
ウッディ・アレン/ゴールディ・ホーン/ジュリア・ロバーツ |
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このページでとりあげるまでもないシリーズ第3弾(笑)でももしまだ観ていないというひとは、ぜひどうぞ!
ウッディ・アレンの新作がミュージカル仕立て、ヴェニスを舞台にジュリア・ローバーツも出てきて歌う、と海外のレヴューで読んだときは「うーむ」と思ったのですが、実際観てみると冒頭からずーっと僕は微笑いっぱなし、でした。
幸せな一作です。
もちろんウッディ・アレンのことですから、屈託はちゃんとあるのですが、彼としては、もう、いっぱいいっぱいのハッピーな作、という気がします。僕は彼のファンだけど信者というほどではないので、こういう作品には素直に拍手をおくりたいです。
ニューヨークの街を女性のように美しく撮る、と常にいわれるアレンですが、パリもヴェニスも美しい! 結局スタイルのある人は――つまり、ニューヨークがちゃんと描ければ、どこだってちゃんと描けるのだ、という当たり前の真理を証明しています。ミュージカル部分も実に手堅い。オーソドックスなミュージカルへの敬意を表しつつも、見事に彼のスタイルとなっています。また、この作品がハッピーなものとなったのは、いうまでもなくナレーターに若い女の子をたてたことにおう部分が大、なのだけど、これは僕もいつか年をとったら、なんらかの形でやってみたいですね。同時に、彼の作品では時として感じられる説教臭も、彼女のおかげでうまく抑えられたと思います。
あとはおまけですが、最初のほうに出ているヴァイオリニスト、あれ、どうみてもイツァーク・パールマンですよね? 違う? そして僕の大好きなゴールディ・ホーンですが――実は彼女の存在こそが、本作がハッピーなものになりえたことの、ひそかな、でも実はとても大きな理由でしょう! ダイアン・キートンやミア・ファーローじゃこうは行かなかったはず!――もしまだ彼女にピンとこない、というひとがいたら、僕のお薦めの彼女のベストは『ハウスシッター 結婚願望』(すごいタイトルだけど!)。騙されたと思って観てください。このページの、というか彼女のファンの僕の基準では、★五つ、ですから!
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