速報・その4 新刊(第3コラム集)『ミラノの犬、バルセローナの猫』を完全入稿!〜装丁について
『リリース予定も迫ってきました第3コラム集『ミラノの犬、バルセローナの猫』、ようやく本文を完全に入稿しました!
装丁については、今回、仲世朝子さんに全面的にお願いできることになりました。これまでなんども単行本や文庫本では――僕の本のほぼ3冊に1冊、という割合になりますか(笑)――装画を、また『Go! Go! Girls』や『ギンガム・チェック』、「シンプルな真実」などの雑誌連載時にはイラストレーターとして、ずっとお世話になってきた仲世さん。けれどブックデザイン全体をお願いしたことはありませんでした。ひとつには、そもそも仲世さんはグラフィック・デザイナーなのですが、イラストレーションの仕事が忙しくグラフィック・デザインは「廃業」とのことでしたので(笑)これまで常にイラストレーションだけをお願いしていたわけです。今回その「廃業」のところをおして、僕が直接じわじわっと(笑)お願いしまして、装丁自体を引き受けていただくことになりました。どういうものになるか、お楽しみに。僕自身もすごく楽しみにしています。
そういうことで、装丁自体はまだ僕も上がりは見ていないのですが、造本については今回僕の考えで、僕の単行本としては初めてソフトカヴァーにしました。これはこの本をぜひ外に持って出かけて、旅先でもカフェでも、公園で、電車の中で・・・読んでほしい、ということがあったからです。
ただ、ソフトカヴァーといっても、みていただくと判ると思うのですが、造本自体は所謂仮フランス装になっています。これはもちろん、フランス装のヨーロッパ風のモダンなタッチや、仮綴じの歴史の香り、みたいなものへのオマージュなわけですが( ; 一般的な仮フランスとは、ディテールはまた少し違ったつくりにしています。
ひとつには本文用紙の天がアンカットになっていないこと。これは、最近出たフランス装風の本を本屋で見てみると、どれも洒落ているというよりむしろ汚い感じの本が多く、この本はそうではなくすっきりときれいな本にしたい、ということと、
フランス装はふつう厚くて軽い紙を本文用紙にするのですが、この本ではすごく薄い紙を使っていて、これはこの本のイメージということからも先ほどの外に持って出かけていただく、という意味でも、どうしてもうんと薄い本にしたかった、ということがありまして( ;
そのあたりの目的意識に従って判断して、カヴァーはフランス装だけど、本文用紙は薄い紙でアンカットでなく天がきれいに揃っている、というやや独特の本にしたわけです( :
もっといえば、この本、殆んど『She's Rain』くらいの厚さしかないのですが、ページ数自体は『みづき』くらいある、ということにもなっていて(笑)実際にこの3冊を手にとって比べていただくと、造本というのは面白いものだなぁ、と実感していただけることと思います( ;
さて、on line readingとして、前回の更新で触れましたこの本の全作品ライナーノーツも書きました。とりあえず前半部分からのupになると思いますが(笑)こちらもご覧になりながら、『ミラノの犬、バルセローナの猫』リリースまでのいまひと時を、どうぞ楽しみにお過ごし下さい( : 』*'04.1.14*
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