｢ほんとォーに好きな人ができて､彼のことを失いたくなければ
どんな時でも本当のことをいわなくちゃﾀﾞﾒなんだな｡
こんなこと､決まって後になって､おしまいになってから分かるようになるものなのかな｡あ〜､悔しいなぁ｡｣

これは､僕､好みです｡僅か10回､青春の一断面を切り取っただけ､という感じの小品なので､あえてこういう人も少ないかもしれませんが､僕としてはこれまでみた韓国ﾄﾞﾗﾏのなかでﾊﾟｰｿﾅﾙ･ﾍﾞｽﾄに近い位置にある､とまで思いました(笑) ﾋﾛｲﾝも、ﾈｶﾞﾎﾞｷﾞﾝ､韓国ﾄﾞﾗﾏ史上､結構いちばん可愛いﾋﾛｲﾝかも…｡いや､ｼﾞｬﾝ･ﾅﾗが好きということでは全然ないが､このｷｬﾗｸﾀｰが､ですね｡かなり気に入りました(笑)

本来敵役であるはずの『ﾊﾟｯﾂｨ』をﾋﾛｲﾝとして読み替える､という梗概だけ聞いていた時は｢え､では最後に悪が笑うのか? たとえば､ "; }elseif(ereg("KDDI",$ua)){ echo ""; }elseif(ereg("J-PHONE",$ua)){ echo ""; }elseif(ereg("UP\.Browser",$ua)){ echo ""; }elseif(ereg("PDXGW",$ua)){ echo ""; }else{ echo ""; }?> ﾎﾟｯﾍﾟｱの戴冠?? うーむ､さすがｼﾞｬﾝ･ﾅﾗ､恐るべし…」などと思っていたが､ぜんぜんそんなものではなく､通常の少女ﾏﾝｶﾞの基本が=自分に魅力がないと思っているﾋﾛｲﾝに王子が現れ｢そんな君が好きだ｣というという､いわば『恋されることによる自己実現』だったとすれば､これはそのﾋﾛｲﾝの自己ｲﾒｰｼﾞを｢口は悪いし気は短いし手も早い｣というさらに積極的に悪い方向(?)に振ってみた､というもの｡でも心根はふつうに優しいわけで､それをやや自虐的に敵役『ﾊﾟｯﾂｨ』になぞらえている､ということで､つまりはこれ､少女ﾏﾝｶﾞの王道､です｡

とにかく僕は､このﾋﾛｲﾝが好き｡元気で健気で頭が足りず､けれど自分の道を行く｡｢私はきっと悪い人なんだ｣という彼女の自己規定自体が既に､あざとく､泣かせます(笑) いや､とくに前半など結構まんまと感情移入してしまいました( ; こういうﾋﾛｲﾝ､巧く描けるものなら､ぜひ僕も描いてみたいですね…｡
ついでながら､ｼﾞｬﾝ･ﾅﾗは日本で人気があるという卓球選手に似ていると思うので､ひょっとして本邦でも好まれるかも｡