フランス語の習得
フランス語が結構できるぞ、と実感するには...
>> 外国人にとって実は、それはまず、結局ヒアリング。
辞書の選び方
気楽な文法リファランス♪
>> 大人が外国語を学ぶなら、やはり文法の力も活用したい。
入門から初級へ(^ ^)
>> フランス語圏に旅行して、とりあえずどうしてもいいたいことはちゃんといえる= “サヴァイヴァル・フレンチ” レヴェルの獲得。
勉強のゴールデン・ルール
>> 勉強嫌いの僕の考え(笑)
Je peux parler un peu le français!
>> さらにいいたいことをいう!フランス人をつかまえて、訥々とでも、いいたいことをこんこんと語りまくれるレヴェル。
勉強が厭になったら(; ;)
>> 継続は力なり。けれど真面目にやっていればこそ、そんな時期もあるものです。
コラム:関連読みもの
「語学アラカルト」
「なぜフランス語か?」
特別寄稿: Yuichi HiRANAKA à Paris!
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「釣り銭とマニフェスタシオン」
「阪急文化圏の底力」
「ボンソワール、ムッシュー」
「4月のシテ島」

Carte Postale:Bonnes Vacances 2005-6
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Yuichi HiRANAKA à Paris!
コレクション・フランス語〈6〉聞く
中井 珠子, 大木 充, 古石 篤子, 田島 宏/著
¥3.570 白水社 ; ISBN: 456000272X
フランス語が結構できるぞ、と実感するには...
外国人にとって実は、いちばん“使いで”のあるヒアリング。
コメント 以前日本の地下鉄のなかなどで「話す、聞く、読む、これがネイティヴの順番」というような、殆んど人をばかにしているとしか思えない(笑)英語学校の宣伝を見かけたように思います。なぜこれが人をばかにしているとしか思えないかというと、だれが考えたってそんなわけないからです。子どもがしゃべり出すまで、どれほどのながい時間ただひたすらにまわりの人のしゃべることを聞いて聞いて聞き続けているか。またしゃべり出したあとも、どれほど人のことばを注意深く聞いて、新しいことばやそのutilisationを獲得しようとしているか。その集中力たるや、驚くばかりです。小さな子どもを少し見ていると、だれでも気づくことだと思います。
では、先のような人をばかにしてるとしか思えない宣伝文句がどうして成り立つのか、というと、これはこれで非常にいいところを衝いている、思わずそうだ、と思わされてしまうような、調子のいいdeception(英語のほうですね)となっているからでしょう。つまりこれはけっしてネイティヴの順番ではないけれど、少なくとも外国語学習者にはいちばん親しみやすい順番で、それをネイティヴの順番、といいきってるところがこの広告の巧妙なところないしタチの悪いところなわけです(笑)
外国語学習者にとって、聞くことより話すことが容易いのは自明のことです。つまり結局のところ、話すことは全て自分の知っていることば、表現の範囲内でしかないからです。それに対して人の話すことは、どんなことばや表現がでてくるか、もちろんまったく予想もつきません。知らないことも当然でてきます。だから話すことよりヒアリングははるかに難しい、とまず簡単にいってしまうことができるでしょう。
でも話すのだってなかなかことばがでてこないぞ、という感想もあるかもしれません。確かに初心者の段階ではそういうこともあるかもしれませんが、けれどその段階においても聞くことはさらに難しいでしょう?(笑) またもう少し上の段階になっても、いいたいことが上手くしゃべれないという気持ちはついてまわるかもしれません。でもこれは、コラム「語学アラカルト」でも少し触れましたが、そういうふうに思うのは、常に母語との比較において、日本語だったらこうもああもいえるのに、というreflection(=réflexion)があるためでしょう。とにかく外国語、とくにヨーロッパ語を話す時、いったん日本語で考えはじめたらその時点で負け!(笑)というのが僕の持論です。tout de suiteでなくてはならないのが会話なのに、そこで必ずstuckしてしまうからです。
…英語のことを主に考えていたとき、この僕の考えには一点の曇りもありませんでした(笑)しかし、パリに来て、意外にたくさん韓国人の友だちができ、どうしても彼らとはフランス語ではなく韓国語で話してしまうのですが――その方がより親しくなれるし、細かいニュアンス、たとえば冗談や皮肉や気遣いや婉曲表現といったものがかなり微妙なところまで日本人にもしっくり表現できる、という日本語との非常な親近性もあるものですから――韓国語で話していると、知っているのに上手く運用できなかったり発音できなかったりすることばがたくさんあることに始終気づきます。これは僕の韓国語のniveauの問題、韓国語と日本語が語彙の点でその半数近くを共有していること、韓国語の語尾変化のたいへん高い規則性、そして極端にいえば抑揚だけで意志疎通のできる英語とはまったく違い、細かい正確さを常に要求される困難なその発音、といったさまざまな要素が絡んでいるように思います。このあたりは、自分でもいま検討中、どう理解すべきか考えているところです。…
とくに日本にいる場合、英語にしろフランス語にしろ、そうしょっちゅうしゃべる機会はない、という人が殆んどでしょうから、そういう意味でもヒアリングはむしろその言語ができる、という妙味を味わえる部分でないでしょうか。毎日その言語をしゃべる機会はなくとも、聞いて理解する力があれば、フランス映画を観たりCNNを見たりして、毎日毎日その言語ができてよかった!と楽しい気持ちになれるものです。日本にいて外国語を覚えて、いちばん使いでがあるのが、だからヒアリング、ではないかと思うのです。
さてそんなヒアリングですが、そういうわけでしゃべることよりも一般的に難しい、といえるでしょうし、とにかくこれはもう時間をかけることしかない、というようなところもあります。勉強の材料はいろいろあると思いますが、僕がひとつここでお薦めしたいのが「白水社コレクション・フランス語<6>聞く」です。
どうしてこれをお薦めしたいかというと、まず、このテキストがたいへんサンパだからです。初めてフランス語のヒアリング(compréhension orale)をやる人には、街中で録音されたというこのCDは難しすぎる、とまず思うかもしれません。
しかしこのテキストの素晴らしいところは「うぁー、ぜんぜん判んないよー」と思ってしまった学習者に対して、
「え、判んない? そんなことないでしょう、じゃあ、これ判る? 判るでしょう? じゃあこれも判るよね、ほら、判る判る。だったらこれも判るし、これも判るでしょ? ほら、ちゃーんとぜんぶ判ってるじゃない!」
(笑)というたいへん暖かな編集方針で貫かれているというところです。
なかには「なにィ、判るだと、じゃあこれはどうだ? なんだ判ってないじゃないか。これはどうだ? これは? ほらみろちっとも判ってないじゃないか。駄目だ駄目だ、ぜんぜん判ってない。全部一からやり直しだ、はしからしらみつぶしにやってこい! 判ってるなどと、100万年早いわっ、おとといきやがれ!!」
(笑)などといわれたほうが勉強してる気がして気持ちいい、という人もいるかもしれませんが(実際大抵のテキストは、むしろこの手合いですしね(笑))まぁ、大人が好きで勉強する以上、気分よくやろうよ、というのが僕の意見です。
また録音されているフランス語、これがたいへん美しいです。白状しますと、僕はもともとフランスに憧れとかはひとつもない人で、現代フランスにも殆んどろくすっぽ興味はない、といったほうがむしろ正しい、というような人だったので(それでフランス語をやってみたい、と思ってる自体がヘンなのですが(笑))正直いって、フランス語の響きが美しい、なんてことも一遍も思ったことがなかったわけです、じつは(笑) そんな僕が「ああなるほど、みんながフランス語の響きが美しいというのはつまりこういうことなのか」と遂に実感し、確かにフランス語はほんとうに美しいことばだ、思うまでになったのは、この本の付属CDを聞いてから、でした。パリにきて、ますますフランス語はほんとうに美しい(美しくしゃべるひとのものは)と日々しみじみ思っています( ; 「白水社コレクション・フランス語」 この巻だけでなく、シリーズ全体によく出来た楽しいテキストだと思いますよ。...le11/02/06 
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